延暦寺奏状案
紙本墨書 / 一巻一紙
- 原本
- 翻刻
延暦寺が僧綱設置の裁許を願った奏状の控えである。天台宗にとって僧綱が設置されることは、伝教大師が比叡山に大乗戒壇を設立して独自の大乗菩薩僧を養成して仏国土の実現を目指すためにも大きな課題であったが、いまだ達成されていなかった。
- 種別
- 国宝
- 時代
- 貞観16年(874)12月21日
- 法量
- 28.7×42.5cm
紙本墨書 / 一巻一紙
延暦寺が僧綱設置の裁許を願った奏状の控えである。天台宗にとって僧綱が設置されることは、伝教大師が比叡山に大乗戒壇を設立して独自の大乗菩薩僧を養成して仏国土の実現を目指すためにも大きな課題であったが、いまだ達成されていなかった。