金光明経文句円珍奥書

紙本墨書 / 二巻 [中巻]一巻二三紙、[下巻]一巻二一紙

  • [第1巻]中巻 円珍奥書
  • [第2巻]下巻 円珍奥書
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天台大師智顗、北涼の曇無讖(どんむしん)訳の「金光明経」について講説したものを弟子の章安潅頂(561〜632年)が整理した注釈書。経典本文を随文解釈したもので、全巻を通じて天台独自の解釈が示されている。なお、金光明経文句は、「金光明経」の経題を解釈した金光明経玄義をはじめ観音玄義、観音義疏、観無量寿経疏とあわせ「天台五小部」のひとつに数えられている。

種別
国宝
時代
大中11年(857)8月13日
法量
[第1巻]28.5×1240.0cm、[第2巻]27.0×1060.0cm