華厳経随疏演義鈔巻第二下

紙本墨書 / 一巻

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円珍が唐から請来したもので、「国清寺外諸寺求法惣目録」に記載された「大方広仏華厳経随疏演義抄」四十巻の内の残巻に当たる。この書の著者は、華厳教学の大学匠・澄観(738〜839年)で、華厳第四祖・清涼国師と尊称されている。本書は澄観が五台山の大華厳寺で八十華厳を講説した「大方広仏華厳経疏」(華厳経疏)をさらに詳説したものである。朱の界線を引いて、一文字ごとに丁寧な草書体で書写されている。

種別
国宝
時代
唐時代
法量
29.6×1500.0cm