国清寺求法目録円珍加筆

紙本墨書 / 一巻一八紙

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天台宗発祥の地・天台山で円珍がまとめた求法の成果

斉衡3年(856)6月、長安から再び天台山国清寺に戻った円珍が、長安で求得した密教関係の聖教や図像、道具類、国清寺や禅林寺で得た天台関係の法文や碑銘、さらには各地で求めた章疏類など合わせて341本772巻、梵夾・法具類17種を分類してまとめた目録。本文は写経生によると思われる端正な楷書で書かれており、巻末の「円珍録」の署名のみが自筆である。

種別
国宝
時代
大中11年(857)10月日 奥書
法量
29.0×753.0cm