議定文円珍筆

紙本墨書 / 一巻一紙

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円珍の自筆で、円珍独特の書風を窺うことができる。

伝法阿闍梨が弟子の阿闍梨を持たずに死亡した時には、その所持する真言法文、儀軌などの散佚を防ぐため寺の真言蔵に収納すべきとする貞観13年(871)の太政官牒で定められたことを、あらためて教法が正しく伝わることを願った円珍が、自らの筆で弟子たちに示したもの。

種別
国宝
時代
平安時代(9世紀)
法量
29.7×43.0cm