“四脚門(よつあしもん)”
本柱(親柱)を中心に前後に四本の控柱が立つ形式の門。控柱が四本あるので四脚門といい、社寺の表門に多く用いられる。本柱を円柱、控柱をやや細めの角柱とし、切妻屋根とする場合が多い。なお、前後に控柱が四本、計八本あるものは八脚門という。
“棟門”
むなかど、むねかど、むなもん、むねもん、と種々呼ばれているが、四脚門から前後の控柱を除いて、二本の本柱だけで立つ門。
“探題”
仏教の教理・経論の理解度を問答形式で試す儀式(竪義)における最高の職位。天台の広学竪義では、探題が論題を選定し、試験を受ける竪者と質問する問者とが質疑応答を繰り返し、その論議を統括し、最後的に竪者の及第を判定する最高権威者。