“禅宗様建築”
鎌倉時代初めに中国から主に禅宗の僧侶たちによってもたらされた建築様式。唐様ともいう。
“洞春寺”
山口市水の上にある臨済宗建仁寺派の寺院。明治4年(1871)に萩から現在地には移転してきたもので、その以前、文久3年(1863)までは当地の守護大名であった大内盛見(もりはる、1377~1431)が創建した国清寺があった。現在、洞春寺の境内には、三井寺に移築された一切経蔵の礎石が残されている。
“毛利輝元”
安土桃山時代の武将。元就の孫。隆元の子。初め足利義昭を奉じて織田信長に対抗したが、本能寺の変後、豊臣秀吉と和睦し、のちに五大老の一人。関ヶ原の戦には西軍の主将となり、周防・長門2国に減封された。(1553〜1625)
“花頭窓”
禅宗様のもので、多くは桟唐戸や書院の欄間などに用いられる。格子の組子に花形を付けたことから花欄間ともいい、この組子を「花組子」「花子」という。
“鏡天井”
禅宗様建築に用いられる板を並べて張った平たい天井。
“輪蔵”
堂の中心に軸を立て8面の経巻棚を設け、これに一切経を納め、自由に回転する装置のもの。中国南北朝の傅大士が始めたと伝える。転輪蔵。
“一切経”
経蔵・律蔵・論蔵の三蔵およびその注釈書を含めた仏教聖典の総称。大蔵経。
“破風”
一般に切妻屋根の側面にある三角形の合掌の部分を指す。