霊鐘堂
重要文化財「弁慶の引摺り鐘」
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幾度となく災厄を蒙ってきた三井寺の歴史を象徴する、奈良時代制作・重要文化財の梵鐘を安置しています。この鐘は、武蔵坊弁慶が三井寺から奪って比叡山へと引き摺り上げたという有名な説話で知られ、一般に「弁慶の引摺り鐘」と呼ばれています。田原藤太秀郷の「大ムカデ退治」などの伝説にも彩られた不思議な霊鐘です。
鎌倉時代後期の『園城寺境内古図』にも現在地と同じ金堂の西側に「鐘堂」が描かれており、現在の建物は、古鐘堂の古材を用いて昭和5年(1930)に大改築したものです。
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- 近代
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- 桁行二間 梁間一間 一重裳階付 切妻造 桟瓦葺
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