国宝
勧学院客殿
桃山時代を代表する書院造
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勧学院は正和元年(1312)の創建で、三井寺の学問所として「碩学の名室」と称されました。
現在の客殿は、豊臣秀吉による闕所後、慶長5年(1600)に毛利輝元によって建立されました。光浄院客殿とともに「書院造」の代表的遺構として知られています。
内部は三列九室からなり、南列の大床のある一之間と二之間には狩野光信による華麗な障壁画が描かれています。現在は文化財収蔵庫で収蔵展示されており、一之間は、昭和60年(1985)にニューヨークのメトロポリタン美術館に再現されています。
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- 桃山時代(慶長5年 1600)
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- 桁行七間 梁間七間 一重 入母屋造 妻入 正面軒唐破風付 総柿葺